ハイビスカスのいい加減は良い加減Log

呟き以上日記未満、書きたくなったら出没します。感情、出来事、頭に浮かんだこと、私の人生模様の記録です。    

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トピック「父の日」について

私の父は家族の中で、唯一国立大学を出ている。母、弟、私は高卒だ。

私達、きょうだいに勉強しなさいとか言ったことがない。

成績も決して良いわけではなかったがあまり成績の事でグチグチ言われた事がない。

父の父(祖父)は父が大学生の時に亡くなったとのこと。

男4人兄弟の長男で大学を出ているのは父だけらしい。妹もいたらしいが赤ちゃんの時に亡くなったらしい。

おそらく、父の父(祖父)が亡くなった関係で他の兄弟は大学へ行く事が出来なかったのかもしれない。



父は私たち高卒の3人の家族と違った空気を持っていた。

私から見た父はおもしろ真面目という風に映っていた。

父にして見れば、普通のコトが私達から見ると、真面目過ぎて笑いが出てしまうのだ。(母は正反対で超天真爛漫だった)




父はゴルフばかりやっていた。子どもの頃、休日のTV番組はゴルフのレッスン番組ばかり見ていた。

私たちきょうだいは、つまんないと言いながらも父にその番組を見させてあげていた。



私が社会人になってだいぶたった頃、ゴルフをやる機会があったので父に教えてもらう事になった。

俺のやり方について来るか?と言われ「はい」とかなんとか言ったのを覚えている。


完璧主義者で色々実験しながらやっていた父のフォームは綺麗だった。

父の教え方は理論的だった。本能主体で生きてきた私は、中々上達しなかった。

おまけにスウィングしようとする時、している時にゴチャゴチャ言って来た。当然、喧嘩になる。

実際にコースに出た時もゴチャゴチャ言って来たので、「うるさい黙ってて!」と私が言う始末。

でも、親子なので言いたいコトを言い合いながら、主にショートコース(安くて近くにあった)に何度も行った。


私は父と一緒に行ったショートコースで1回だけホールインワンを経験している。そのボールは今も大事に取ってある。

ホールインワンは上手い、下手は関係ない。色んな好条件が重なって起きる奇跡だ。

父は長年やっていて私より遥かに上手なのに1回もやったことがない。


1回だけ弟と3人でショートコースを回ったことがある。弟は家では見せない父が時々見せるおどけた様子を見て笑っていた(ウケていた)。

なに笑ってるのと弟に聞くと、「あのじいさんの顔」とウケ笑いしながら言った。

家で見せる顔と子どもの様に好きなことをやっている時の父の様子にギャップがあり過ぎておかしかったんだと思う。



話は前後するけれど、父は少々短気で心配性だった。

小学校の頃、弟とレコードの取り合いになり喧嘩をしていると父にバリンッ!とレコードを真っ二つに割られたことがある。

その時の言葉は「そんなに喧嘩するならこんなの捨てちまえ!」だった。私と弟はワンワン泣いた。


父は良く私を林(森?)に連れて行ってくれた。私が転んだり転びそうになると「だから気をつけて歩けと言っているんだ!」と真顔できつく言われた。
でも父は私に食べられる植物を教えてくれたり、植物の名前を教えてくれた。そして食べられる植物を一緒に食べたりした。

父は先を読み過ぎ、心配してつい口調が厳しくなってしまう人だった。子どもながらに傷つくコトを結構言われた。あまり褒められたこともない。


母が働いていたので、休日は父がご飯を作ってくれた。よく作ってくれたのは「卵のご飯」。私と弟はそう呼んでいた。普通のTKG(卵かけご飯)ではなく、大きくて深い器にご飯と卵と塩と醤油を入れて作るのだが、すごーく美味しくて何杯もおかわりした。その時、父はうれしそうにしていた。
あと「卵のお菓子」もよく作ってくれた。これは卵と小麦粉と砂糖と水で作るシンプルなお菓子。私は今でもこれを時々食べたくなり自分で作って食べている。きっとホットケーキやパンケーキの味に慣れている息子や旦那に作って食べさせたら「何だこれ?」ってことになると思う。



以前にもブログで書いたが(20歳になった君へ)、私が子育てに悩んでいると「ちゃんと生きてるじゃないか」と言ってくれたコトがある。

きっとその言葉は、若いうちに父を亡くし、妹が赤ちゃんの時に亡くなったという経験をしている私の父だからこそ出た言葉だったんだと思う。

そして、自分が大学を出ているにも関わらず、勉強しろ勉強しろと言わなかったのも、その過去を経験しているからこその、健康に生きてさえいればそれで良いという父の考えからだったのかもしれない。(2人とも勉強は得意ではなかったので勉強ができるようになったか、大学に行けたかどうかは分かりませんが...。)


そんな父ですが、今、病気を抱えながらも自分で買い物に行き、ご飯を作ったり、自分の事は自分でやり、毎日、規則正しく生活しています。

拙い文章で、なんてことはない私の父の話を最後まで読んで下さってありがとうございます。